表現の自由と電子ネットワーク
前述のとおり、現代社会ではテレビなどの巨大なマスメディアが登場した結果、情報の「送り手」と「受け手」の地位が分離し、一般市民は単に情報の「受け手」の立場に甘んじざるを得なくなっている旨が指摘されている。
しかし、インターネットの普及により、個人であっても誰でも再び情報の「送り手」たる地位を回復する可能性を持ち、この点で、従来のメディアとは根本的に異なった重要性を有している。
また、国による情報公開を促進するものという視点もある。
ところが、インターネットでも、米国では、早くも巨大資本による取り込みが目立ってきている。