FOIA(情報自由法)(Freedom of Information Act)
「米国が人々の知る権利を保障する開かれた社会であることに深い誇りをもち、私は法案に署名する」。1966年、当時のジョンソン大統領はこう述べてFOIAを承認した。だれもが連邦政府に行政記録の公開を請求できるとし、大統領令で秘密指定された国防・外交情報など一部の例外を除き、公開を義務づけた。非公開とされた場合、行政側に判断の妥当性の立証責任があり、請求者は裁判で争える。ジョンソン大統領は「『民主主義は国家の安全が許す限りにおいて、すべての情報を国民が知る時に最もうまく機能する』という原則からこの法律は生まれた」とも語った。 <9月3日付朝日新聞朝刊より>