米国の動向
米国における個人情報保護法制は、1974年プライバシー法に起源を発している。
しかし、この法律は政府部門だけを対象としており、民間部門については適用対象外であった。この法律によると、政府部門は、原則として個人情報を当該個人の承諾を得ることなく開示することが禁止されている。
次に、1978年の財産プライバシーについての連邦の権利に関する法律(Federal Right to Financial Privacy Act)は、連邦政府に対し金融機関が顧客情報を開示することを規制している。
1997年6月10日から、FTC(連邦取引委員会)が、インターネット上のプライバシー保護に関する公聴会を開いている。FTCは、自らのウェブに "How To Protect Your Privacy"(http://www.ftc.gov/privacy/)というページを開設している。
また、コンピュータ業界団体のTRUSTe(http://www.truste.org/)は、"Trustmarks"というマークを使った個人情報保護活動を行っている。